シティーハンター(21)

遠くのビルの隙間から届くナゾの光の発信源は、車椅子の少女、牧原こずえだった。
殺人事件に巻き込まれて下半身が麻痺したこずえは、いまだ何者かに狙われていた。
姉とともにリョウと香のアパートに移り、リョウたちの活躍で犯人を退治。
手術が成功して、こずえは歩けるようになった。
そしてまたもや、依頼のない伝言板の前で立ち尽くす香。
そこに、野上麗香から仕事の仲介が。
産婦人科医・武田の17歳の孫娘、希実子のガードの依頼だ。
なぜかたくさんの男に求婚される希実子。
亡くなった彼女の父親は、上杉財閥総帥・上杉貴子の息子だったため、貴子が希実子を跡取りにしようとしていたのだ…。
遺産目当ての求婚者たちに狙われた上杉財閥の孫娘・希実子を無事に守り抜いたリョウ。
次の依頼主は、女探偵志望の女子大生、神村愛子だった。
愛子は銃の撃ち方をリョウに教えてほしいと言う。
愛子の探偵仕事は、ただの家出犬捜しなのに!? そしてなぜか狙われる愛子を守るリョウだったが、愛子を狙っていた強盗は酔っぱらった愛子に退治された。
そしてリョウの前に、うしろ姿美人としてCMで話題のローズマリー・ムーンが現れる。
彼女はなんと、アメリカにいたころのリョウのパートナーであり、「ブラッディー・マリィー」と呼ばれたスイーパーだった!! リョウの過去を知るマリーの出現に、香も混乱……。
アメリカにいたころのリョウのパートナー、「ブラッディー・マリィー」に狙われたリョウだったが、香と海坊主の活躍もあってマリーの恋人エリックを助け、黒幕のテロリスト、デビッド・クライブを警察に突き出した。
またもや依頼のない日々に戻ったリョウと香。
だがある日突然リョウたちのアパートにセスナが突っ込んできた。
なかから降りてきたのは女パイロットの天野翔子。
何度か事故を起こしていた翔子だったが、何者かによって仕組まれたものだった。
翔子はリョウをガードに雇うのだが、翔子とともに大空へ飛び立ったリョウは、なんと飛行機恐怖症だったことが判明。
さらに、リョウたちのアパートに突っ込んだセスナから大量の麻薬が見つかって……。
飛行機恐怖症が判明したリョウだったが、セスナの女パイロット・天野翔子のガードを完遂。
殺し屋蝙蝠(こうもり)から翔子を無事に保護した。
そしてある夜、酒に酔ったリョウは、思わず抱きついたもっこり美女から、しおりという赤ちゃんを預けられる。
しおりの母親は、伝説的な名銃工・真柴憲一郎の娘の由加里だった。
父親の技術をすべて受け継ぐ由加里の腕を狙って、蝙蝠が襲いかかる。
リョウと再び対決した蝙蝠だったが、またもや敗れ、由加里はしおりを連れてカナダへと旅立った。
次に伝言板に「XYZ」と書きかけていた美女浅香亜美は、なんと幽霊!? 妹の身体を借りて妹のガードを依頼してきた亜美に、ビビリまくる香……。
パートナー香の目を盗んで、単独で依頼人の美女に会うリョウ。
報酬はカネではなく「もっこり」をサービスしてくれるという彼女の依頼に飛びついたリョウだが、その内容に思わずビックリ。
依頼人からの仕事内容はなんと「自分を殺した人間を殺すこと」。
 なんで死んだはずの依頼人が……? 詳しく事情を聞いていると、依頼人の正体が実は幽霊。
死んでしまった姉が妹の体を借りてシティーハンターであるリョウに復讐を依頼してきたのだ! なんとも不思議な依頼だが、報酬のもっこりに期待してリョウだが……。
続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60007145